トイレを清潔に保つお掃除方法

トイレの汚れとその場所

トイレの気になる汚れは、主に黄ばみ。これは、尿に含まれるカルシウムが固まった尿石が原因です。
便器の水たまりのラインに沿ってできる黒ずみは、黄ばみなどの水垢にカビが入り込んでできます。
さらに、ピンクの汚れはバクテリアが原因。このほか、ホコリや水垢など、利用頻度にあわせて、汚れも目立ちやすくなりますね。

汚れる場所は、まず便器の外側と内側。特に便器の淵の裏側は、普段目にしないので見落とし勝ちですが、尿石がたまりやすい部分です。水位線あたりの汚れも気になりますね。
次に便座の表や裏。特に裏は汚れていても、気が付きにくい場所でしょう。

他、洗浄トイレのノズルや手洗い部分、床、換気扇と、広くない場所なのに、お掃除の箇所は多岐にわたっています。それだけに、煩わしく、つい億劫になりがちですね。
汚れをためないようにすることも大切な心得でしょう。

トイレのお掃除

普段の掃除は、トイレ用掃除シート、トイレブラシ、トイレ用中性洗剤の3つ。
掃除手順は、便器は上から下へタンク、便座、便器の内、便器の外の順です。
壁は便器の両脇の腰ぐらいの高さから下へ、そして床へと拭いていきます。

トイレ用のシートや中性洗剤で、気になった箇所をこまめにお掃除するのもポイントです。
今日は便座、明日は便器といったふうに毎日少しずつすれば、サッと済んで時間も短縮できます。
つい放置してしまって便器にこびりついた黄ばみは、酸性タイプのトイレ用洗剤を使ってブラシでこすります。

さらに黒ずみやピンク汚れなどの頑固な汚れにはトイレ用のクレンザーをかけて、ブラシでこすり洗いします。
タンク式トイレの手洗い部分は、酸性の洗剤をかけてタンク内に流れてしまうと、内部を傷める場合があるので、洗剤を布にしみこませて拭きとるなどします。

お掃除の後、きれいな状態で保てるように、タンクに置いて水を流す度に便器内を洗浄する洗剤や、便器内にスタンプするタイプなどを使うのも一手です。
また、トイレ関連の洗剤には、ノズル専用タイプやタンク専用タイプ、水たまり奥のブラシの届かない部分に発泡して泡で洗浄する錠剤タイプもあります。
トイレとひとくくりにいっても、多彩な素材でできているので、それぞれのパーツを傷つけないように専用洗剤を使って、上手にお掃除するのが、トイレを長く清潔な状態で保てる秘訣と言えるでしょう。
※洗剤を使用する際は、使用上の注意をご確認の上、ご使用ください。

お掃除のしやすいトイレ環境づくり

最後に、トイレをすっきりとさせて清潔に保つ工夫を。
床にはできるだけ物を置かずに、拭き掃除をしやすくしておくことや、ホコリがたまりやすいコードは、壁に這わしたりまとめておいたりして邪魔にならないようにします。タイルの床など、拭き取りがしにくい場合は、トイレマットや撥水性のマットを敷くなどするだけでも、お掃除がしやすくなって、清潔に保てそうですね。