夏場の節電対策

エアコンを制する者は夏の節電を制する?!

涼しいクーラーの風にホッとする夏。冷たい物が恋しくて、つい冷蔵庫を開ける回数も増えますね。家庭の夏の電力消費量の大きいものといえば、このエアコンと冷蔵庫が代表格ではないでしょうか。

熱中症対策もあって、エアコンを使わないのは危険ですが、上手に使って節電したいですよね。
まず、シーズン到来の前に、フィルターの清掃をしておきましょう。フィルターがホコリやカビで目詰まりしていると、十分に冷えずに電力だけを消費していることになります。
次に室外機。室外機の前に物を置いていませんか。室外機の風通しをよくして、日陰をつくります。それだけでもエアコンの効率がアップ。
さらに、室温を上げない工夫をしましょう。カーテンやグリーンカーテン、スダレなどで日差しを遮るようにします。サーキュレーターや扇風機を上手に併用します。帰宅したら、まず窓を開けて、家の風通しを良くして、室内にこもった熱い空気を入れ替えるだけでも、効果的です。
一日中クーラーをつけておくほうが電気代が安いと、昨今、ささやかれているのを聞かれたことがあるでしょう。これは、冷房のスイッチをいれたときに電力消費が一番大きいので、オン・オフを繰り返すよりも、スイッチを入れたままの方が、室温が安定して電力消費が抑えられるということのようです。何時間も家にいないのに、クーラーを入れっぱなしというのは、やはり無駄ですし、ちょっと20分くらいご近所へという場合には、クーラーを稼働させたままの方が効率が良いようです。
また、クーラー自体の省エネが進んでいるので、古いエアコンを使っている場合は、省エネ性能が良い機種に変えると、電気代が抑えられるかもしれません。

小さな節電も24時間稼働の冷蔵庫には経済的

夏は冷蔵庫が大活躍。外気との温度差が大きくなれば、設定温度をキープするために頑張るので、消費電力も増えます。しかも、冷蔵庫は24時間稼働しているので、小さな節電も×(かける)24時間の効果になります。
冷蔵庫の節電方法には、まず庫内に物を詰め込み過ぎないこと。冷気が循環していれば、夏だからといってあえて設定温度を下げなくても庫内を適切に保てますね。
開閉回数を減らすことは、庫内の温度を上げないために大事です。さらに、内側にビニールカーテンを設ければ、開閉時に冷気が逃げることを防げます。

身の回りを見渡してみましょう

エアコンや冷蔵庫以外にも、家の中には電化製品がたくさんあります。
トイレの便座の保温機能を、夏の間はオフにしておきましょう。
テレビを見ない時は、リモコンの電源だけでなく待機電源(主電源)も切るようにすると節電になります。
蛍光灯は、消費電力の少ないLEDにすると節電できて、寿命も長持ち。LED自体があまり熱くならないので部屋を温めない点からもいいですね。