ベランダガーデンを楽しもう

初心者から楽しめるベランダガーデン

せっかくのベランダ。「洗濯物を干すだけでは味気ない。庭がなくても自然の季節の移ろいを身近に感じられたら素敵」と思っているあなた。
そんな方にぴったりなベランダガーデン。小さなベランダだからガーデニング初心者から始められます。
風にゆれる花や、収穫が楽しみな野菜などが手を伸ばせばすぐのベランダにあれば、家にいる時間が有意義に過ごせそうですね。
そんなベランダガーデンの楽しみ方をご紹介しましょう。

まず、限られた空間のベランダ。日当たりや風当たりはいかがですか。
植物は午前中に光合成をするので、日当たりのよい南向きや東向きが望ましいです。西側の場合は、夕方の西日が当たり過ぎないように日陰を設けるなどの配慮を。北側は、日当たりをよくするためにプランターを棚の上に置くなどして、工夫をすれば大丈夫。
次に風は、強過ぎても乾燥してしまってよくありません。クーラーの室外機の風が当たらないようにも注意してください。
集合住宅の場合、ベランダは共用スペースになりますので、管理規約で植木鉢を置いてもよいのか確認しましょう。そのうえで、避難経路にもなっていますので、プランターなどを置く際には、避難ハシゴや隣戸との壁をふさがないようにします。

彩りも鮮やかに、見て香りでも楽しみ

・ヒヤシンス
水栽培でなじみのあるヒヤシンス。小ぶりで場所を取らずに初心者でも育てやすいのがいいですね。
・ニチニチソウ
暑さと乾燥に強いニチニチソウは、夏のベランダで育てやすい植物です。
・パンジー
公園などでもよく見られるパンジーは、寒い時期にも花を楽しませてくれます。花の付いた鉢を買ってきて、プランターに植え替えるので初心者もすぐに彩りが楽しめます。
・チューリップ
春に華やかな花が楽しめるチューリップは、秋に球根から植えて、芽が出てきたら日当たりのよい場所に移動して育てましょう。
・菜園
今日の食卓にベランダで収穫したものが添えられれば、お子さんも大喜び。新鮮な野菜は香りやシャキシャキ感が格別で、食卓の会話が弾み、食育にもなりますね。
定番の葱のほか、ミニトマトやキュウリ、ナスなどは手軽に育てられて、ベランダガーデンに人気の野菜です。
リーフレタスやハーブなどは必要な時に、ベランダからサッと食卓へ新鮮なまま用意できて、香りも楽しめますね。

室内と近いので虫よけ対策も。殺虫剤の種類も豊富で適材適所に

ベランダガーデンで、気になる虫・害虫。ベランダに鉢を置くと虫が心配ですね。寄せ付けないように、防虫ネットで覆うのが効果的だそうですが、それではベランダガーデンの楽しみが半減します。
害虫のなかでもよく見かける葉の裏などにつくアブラムシは、見つけたら水を吹き付けて払い落としたり、粘着力の弱めのガムテープなどで貼り付けたりして取るのが早いです。
植木鉢やプランターに置くだけでムカデなどを寄せ付けない虫よけ剤、網戸に吹き付ける防虫スプレー、捕虫テープ、自然派農薬などを活用しましょう。