燗酒の種類、冬にポカポカとする熱燗
寒い季節の冷えた体には、熱燗が恋しいものですね。日本酒を飲まない方にとっても、温もりが体にしみ渡る心地良さは想像できるでしょう。
さらにアルコールは、温めると吸収が早くなるので、飲み過ぎ防止になります。飲む機会の多くなる冬にはいいですね。
では、どれくらいの温度を熱燗というのでしょうか。
日本酒には、冷酒や常温、温めるなど、多彩な楽しみ方があります。
燗酒という日本酒を温めたものの中でも、40℃前後のものはぬる燗といい、50℃くらいに温めたものを熱燗と呼ぶようです。
日本酒は燗を付けることによって、飲み口がまろやかになり旨味が増すと言われています。反対に香りが飛んでしまうので、香りやきりりとした口当たりを楽しみたい場合には、燗酒は不向きといえるでしょう。燗酒に向いているのは、コクのある本醸造酒と純米酒などです。
最近は、家飲みと言って、自宅でアルコールを楽しむ方が増えているそうです。家計にも優しい家飲みの熱燗で、ほっこりしてみませんか。
熱燗のお供に、簡単にできる肴のレシピをご紹介しましょう。
レシピ1
・山芋の明太子あえ
山芋を賽の目に切って、明太子をあえます。明太子は、崩れたものやチューブに入ったものを利用すれば、一層簡単。
レシピ2
・ポテトサラダ
野菜が不足気味な方に、ポテトサラダはいかがでしょう。市販のお惣菜やレトルトのポテトサラダに塩昆布をあえるだけで、コクのある和風の肴が一品完成です。
レシピ3
・イワシのアヒージョ
オイルサーディンの缶詰を開けて、オーブントースターで加熱します。好みで、スライスのニンニクをトッピング。
レシピ4
・アサリの酒蒸し
砂出しをしたアサリの殻をこすりあわせるようにして水洗いし、ザルにあげます。深めの鍋にアサリを入れて酒を加えて、蓋をして強火で蒸して、アサリの口が開いたら器に取り出します。鍋に残った汁に醤油を加えて1分程度煮詰めて、アサリの上からかけ、刻み葱やスダチを添えて、出来上がり。
レシピ5
・焼き厚揚げ
厚揚げに湯をかけて油を落とし、好みの大きさに切っておきます。5㎝くらいの長さに切った長ネギを用意します。熱したフライパンに厚揚げと長ネギを入れて両面焼きます。こんがりと焼き色が付いたら、焼き肉のたれを絡めてお皿に上げて、好みで七味をふって召し上がれ。
レシピ6
・甘辛つくね
鶏のひき肉(300g)に卵(1/2個)、長ネギとショウガのみじん切りを混ぜて、よく練り、さらに片栗粉(大さじ1/2)を合わせます。8等分して1㎝くらいの厚みの食べやすい丸い大きさに形を整えて、フライパンで焼きます。別鍋に水(1/4カップ)、醤油(大さじ1と1/2)、みりん・酒・さとう(それぞれ大さじ1)、水溶き片栗粉(大さじ1/2)を加えて煮立てて、焼き上がった鶏のつくねをからめます。
レシピ4
・大根とイカの煮物
大根は皮をむき、1.5㎝の厚さの半月切りにします。ワタを取って下処理したイカは輪切りにします。鍋に水(300ml)、酒(大さじ1)、みりん(大さじ2)、砂糖(大さじ1)、の調味料と、大根とイカを入れて強火にかけ、沸いたら弱火で15分ほど煮込みます。大根が柔らかくなったら醤油(大さじ2)を加えて、煮立ったら火を止めて味をふくめさせます。