家を建てるまでどれくらいの話し合いが必要? No.2

家族会議からスタートする家づくり
どんな家にしたいのかの確認を

「家を建てよう」「わが家を持とう」と奮起して、家族との話し合いをスタート。どんな家にするか、わが家への理想や要望を話し合い、予算はどれぐらい用意できるか、構造は、断熱性能は、キッチンは対面型かアイランド型かなどなど、家族の要望を聞いて、「こんな家を建てたい」と、家族会議である程度方向を決めます。
ここまで、早ければ1回の話し合いで行動に移される場合もあるでしょう。何回かの機会を重ねて、結果数週間の場合もあるでしょうし、何年も理想の家づくりを温めてきましたという方もおられます。

家族の要望をまとめたところで、そのイメージに沿った会社の施行事例をピックアップするなどして、依頼先の候補を数社選び、会社を訪問します。希望を伝え、予算計画などを立ててもらいましょう。
土地もあわせて購入する場合は、土地の候補も探してもらいます。

家を建てる会社のタイプは大きく分けて、「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」があります。
「ハウスメーカー」は、総合展示場などに独自に規格されたモデルハウスがあって、施工エリアが広いです。「工務店」は地域に密着した会社が多く、その分柔軟な対応が可能な場合が多いといえます。「設計事務所」は、デザイン性に富む設計が強みです。

では、建設会社を決めてからの流れと、おおまかな期間を追っていきましょう。

決めることが山積み。契約から着工まで2~5カ月

いよいよ建設会社の決定です。
何社かの建設会社に相談して比較検討していき、会社の雰囲気や担当者の印象、要望がかなえられそうかなど、いろんな要素から建設会社を決めます。
土地を購入する場合には、この間に土地の申し込みも済ませます。

〈流れ〉
■建設会社の決定→プランの確定→設備や建具などの決定→詳細をつめて確定→最終プランを確定させて建築請負契約を結ぶ→ローンの申し込み(本審査)→建築確認申請
*この間約2カ月~5カ月

わが家が建ち上がっていきます。着工から完成へ、約3~5カ月

着工となったら、工事の安全を願って地鎮祭が行われる場合があります。あわせて、ご近所に工事の報告を兼ねてご挨拶します。
ローン契約のための書類の用意や各種申請手続きの準備など、あわただしくなります。
さらに、工事の進捗にあわせて、お引越しの準備や新生活のための手続きなど、約1年の家づくりが、いよいよ大詰めです。

〈流れ〉
■着工→完成→ローン契約→登記手続き・引き渡し*約3~5カ月

入居後も外構がまだできてなかったり、引っ越しの荷ほどきもすべて済んでなかったり、落ち着くまでにはもうしばらく時間がかかりますね。
新居を建てて完成ではなく、これから家族の歴史やライフスチルの変化にもあわせて、わが家もさらに手を加えながら家族とともに成長していくことでしょう。