季節がめぐると衣替えですね。タイミングとしてはお子さんの制服の衣替えにあわせてされますか?
時期的には、秋冬へは9月から10月頃、春夏へは3月頃がおすすめです。
衣替えは来シーズンまで着ない「保管する収納」が基本になります。
そのためのポイントをご紹介しましょう。
来シーズンまで収納する対策を
湿気予防や虫よけ対策を忘れずに
普段のように洗濯してすぐにたたんで収納していませんか?来シーズンまでしまっておくので、カビ予防の湿気対策や虫よけの防虫対策が大事です。
洗濯はお天気のよい日にして、よく乾燥させてください。
クリーニングから帰って来たものは、ビニールの袋から出しましょう。そのままだと室温の変化で、ビニール袋の中に湿気が生まれます。さらに、ビニール袋はホコリを呼びますので、接触する衣類を汚す事にもなります。
湿気対策に除湿剤も活用してください。
次に、防虫対策ですが、防虫剤は4種類に分類されます。
ピレスロイド系(エムペントリン製剤)は無臭で、他の防虫剤との併用もできて、効果は長期間持続します。但し、銅や真鍮などの金属が付いているものには適しません。
パラジクロロベンゼン製剤、和服によく使用されているしょうのう製剤、効果が長く効いて人形などに使われてきたナフタリン製剤は、それぞれ匂いがあり、他の防虫剤との併用はできないので注意が必要です。
来シーズンに虫に食われて穴が空いていたという事の無いように、各防虫剤の表示に従って使用しましょう。
手間を省く工夫を
シーズンごと・アイテムごとに分けて見やすくしまう
衣替えの収納は、シーズン毎に分けて収納しましょう。
一年中着る服・春夏に着る薄物・真夏に着るもの・秋冬に着る薄物・真冬に着るもの、とアイテムもカットソーやトップス、パンツ、スカート、ワンピース・コート類等にまず分類して、たたんだりハンガーに掛けたりして、同じシーズン、同じアイテム、同じ収納の仕方でかたまりをつくります。
そして、たたんで収納した引き出しには、すぐ中身が分かるようにラベルを付けておきましょう。ハンガーに掛けたものも同様にします。
引き出しケースを使った場合には、季節毎に引き出しを移動するだけで、衣替えは終了します。
子どもたちの引き出しケースは、お子さんが使いやすい位置を今のシーズンにしてあげるだけで、自分で積極的に着替えにもチャレンジできそうですね。
湿気や虫食いが気になる秋冬物などは、上段に納めるようにしましょう。
クローゼットの場合も同様に、扉に近いところに今シーズンものを移動しておけば、サッと取り出せて便利です。
無駄なく有効にしまう術を
アイテムにあわせて収納用品を選ぶ
引き出しの衣装ケースのほか、毛布やダウンジャケットのような大きくてかさばるものは、布製のケースに収納します。押入れの天袋やクローゼットの上段などへの出し入れに、軽量で便利です。
衣装ケースや収納袋にたたむ時は、収納スペースにあわせて、無駄な空間を作らないようにたたみましょう。
セーターやフリースなどかさばる物は、ロール状に巻いてコンパクトにしてから納めます。
コートなど重量のあるものをハンガーにかけておく場合には、型崩れしないように、肩に幅のあるコート用のハンガーを使ったり、肩が当たる部分にタオル等を巻いて厚みを作ったりしてしまっておきます。
また、フリースやセーターなど空気を含んで膨らむものは、分類してまとめて風呂敷に包んでから、ケースにしまうのもいいでしょう。