≪お子さんの浴衣≫腰ひもは平ゴムにすると、ラクラク
花火大会や縁日など、浴衣でお出かけしたいイベントが盛りだくさんですね。
家族で揃って浴衣を着れば、子どもたちもご満悦。気分も高揚して、思い出の時間になるでしょう。
お子さんの浴衣選びは、来年も着られるように、大き目サイズを選んで、肩や身丈を上げましょう。
肩上げ山は肩幅の中央、着丈は肩から身丈の4/10のあたりが腰上げ分の1/2になるようにつまんで、2目落としで縫います。肩上げ、腰上げをした浴衣は、子どもらしくてかわいいです。
来年は、その糸をほどくだけで着られるので経済的でもあります。
お子さんの着付けのポイントは、腰紐に平ゴムを使うと、苦しくなく着くずれも防げます。大人同様に身八つ口から手を入れておはしょりを仕上げ、衣紋も抜いて着せてあげましょう。
背中のシワを脇へきれいに伸ばして、帯の下の建て締めをします。後は兵児帯など帯を結んで完成です。
≪浴衣に似合うヘアアレンジ≫涼しげに、衣紋が見えるようにまとめるのがポイント
盛夏を楽しむ浴衣。ヘアアレンジは、浴衣を着る前に済ませましょう。衣紋を抜くので、襟足はすっきりと見せた方が涼しげに見えますし、ご本人もさわやかですね。
ロングヘアのアレンジのコツは、襟足を上手にまとめてアップにする事。例えば、シニヨンは上品な印象。頭の後ろで耳の高さ位にポニーテールにして、テール部分をねじってまとめてピンで留めていきながら、少しずつ指でつまんでほぐしましょう。
また、両サイドの髪を残し、中央の後ろの髪の毛だけを三つ編みにして、後のやや右側で団子に。そこに両サイドの髪の毛をそれぞれねじって、三つ編みのお団子に巻き付けピンで止める。これでアップの出来上がり。
ショートサイズも、毛先にウェーブを付けるだけで、襟足を軽く見せられますね。
女の子のヘアアレンジは、横分けした前髪だけを三つ編みにして、額に沿ってピンで留めたり、両サイドの前髪をねじって、横で可愛いピンで留めたりするだけでも、愛らしい表情が付けられます。
≪浴衣お手入れ≫今シーズンにまだ着る場合は、風通しの良い場所に干しておきましょう
今シーズン、まだ浴衣を着る機会がある場合には、浴衣や帯は風通しの良いところにハンガーにかけて干しておきましょう。大きなシワはアイロンをかけて伸ばしておきます。
もう浴衣を着ないと言う場合には、来年のためにきれいに洗って収納します。
洗濯表示を確認して、自宅で洗えない場合はクリーニングに出しましょう。
自宅で洗濯する場合には、手洗いや洗濯機の手洗いコースなど最適な方法で洗います。
洗う前にシミや汚れのチェックをして、汚れがある場合には部分洗いをしておくと、落ちやすいです。
洗濯機の手洗いコースで洗う際には、背縫い線でたたみ、丈を三つ折り位にして洗濯ネットに入れて洗います。
洗濯後は軽く脱水して、放置せずに風通しの良い日蔭に干しましょう。
和装ハンバーに掛けるなどして、できるだけシワが寄らないように大きく干すと、後の始末が楽です。
乾いたらアイロンをかけて本畳にして、たとう紙に収納します。