夏休みの思い出に、世界に一つのものづくりをしませんか?
今、DIY(Do It Yourself)女子といった言葉があるほど、既製品に飽き足らずに、購入した家具に自分らしさのアレンジを加えたり、自分でいちからラックやデスクなどの家具を作ったりする方が増えています。
ここでは、つくる作業から思い出になって、お子さんと一緒に楽しめる小さなDIYをご紹介しましょう。
イベントを飾るギャラリーづくりから始める、思い出づくり
手始めに、100円ショップのスノコに塗装をして、ミニギャラリーを作ってみましょう。
ここでのポイントは、塗装です。
用意するもの:好きな色の水性ペンキ、刷毛、使い捨てビニール手袋、汚れ防止の新聞紙等。
扱いやすい水性ペンキを使って、刷毛の先2/3位にまでペンキをつけて、ボトルの縁で余分な塗料をとります。板の木目に沿って、一定方向に端から塗ります。
完全に乾いてから、もう一度むらをなくすように塗るときれいな仕上がりに。
乾かす時は、風通しのよい日蔭で乾かしましょう。お子さんと一緒に塗って仕上げれば、飾ってからも一層愛着ある風景になりますね。
乾いたら、夏の思い出の絵葉書や貝殻、子どもの絵、写真などをクリップや画鋲でとめて飾れば、素敵なミニギャラリーの完成です。
同様に好きな色を塗ってフォトフレームをアレンジしたり、お子さんと思い出を絵に描いて、紐やリボンでつなげてフラッグガーランドを作ったりして、スノコの周囲や背景の壁などにあしらえば、空間を活かした迫力のあるギャラリーになります。
素地に油性ワックスを塗れば、木目を活かしたナチュラルな雰囲気に。使い込んだ風合いを醸し出すには、塗るだけでアンティーク風になる塗料もあるので、仕上がりのイメージにあわせて、塗料やアイテムを変えるだけで、100円ショップの小物が、わが家だけの素敵なインテリアになります。
家具に挑戦。家族の成長にあわせて、家具を再利用すれば変化のなかに親しみある味わい
お子さんのおもちゃ入れであったカラーボックスを、例えば、本棚や飾り棚へ、子どもの成長にあわせてアレンジしてみましょう。
既存のカラーを落とすのには、紙ヤスリの番号の小さい目の粗いものから、目の細かいものへと順にヤスリがけして、元の色を完全に落としてから塗り替えます。お子さんの好きな色にしたり、アンティーク風にしたりと塗装を変えるだけでも、ずいぶんと表情が異なります。
棚の奥の壁に、お気に入りの布を貼ったりしても素敵です。
お子さんと一緒に、カットしたり貼ったりが簡単なバルサ材で、コの字型の小さな棚はいかがでしょう。バルサ材はカッターで切れて、木工ボンドで接着できますので、作業が簡単。好きな色に、シールやお気に入りのマスキングテープを貼ったりして、お子さんの好みでデコレートしてみてはいかがですか。
机の上の小物置きにすれば、机に座るのが少し楽しみになるのではないでしょうか。
外構の補修や塗装にチャレンジ
梅雨が明けたら、外構のコケや土汚れ、門扉やフェンスなどのサビが気になりませんか。
部分補修や表面だけの小さな範囲なら、塗装にチャレンジしてみましょう。
サビや浮き上がった塗装、表面の汚れやコケをブラシやほうきで払ったり、水洗いして落としたりして、乾いてから塗装します。
まず、塗りたくない箇所や範囲にペンキが撥ねたり、筆や刷毛がはみ出して色がのったりしないように、古新聞やラップなどをマスキングテープで貼って養生します。
ビニール付き養生テープのマスカーを使う際は、マスキングテープの上に貼るようにするのがのぞましいです。
サビをはがしたような場合にはサビ止めを塗り乾燥させます。
塗料は、コンクリート、鉄など外構の素材にあわせて選びます。
漆喰はDIY用にそのままに塗れる状態で販売されているタイプがあるので、それを使うと初めてでも意外に簡単と思われるかもしれません。
せっかく、DIYで漆喰の壁にチャレンジするなら、お子さんの手形を付けたり、お子さんに模様を描かせてみても素敵な思い出になりますね。