生活リズムを整える

規則正しい一日を

生活リズムを整えることは、健やかな身体を保つために大切です。テレワークやお子さんの自宅学習など、従来からの生活様式が変化している中では、朝寝や夜更かしをしたり、ついダラダラと一日を過ごしてしまったりと不規則になりがちです。
朝の身支度は、在宅勤務や外出しない日も、他人の目があると思って整えることでメリハリが付きます。そして、今日一日にすべき予定や目標を書き出して、優先順位をつけて時間割を作ってみるのも、生活リズムを整えるのに効果的。就寝時間も決めて、その時間に向かってリラックスできる時間も確保したいですね。

生活リズムは体内時計を考えて

私たちの身体は、体温やホルモン分泌などの機能が一日のなかで変化しています。
これは昼夜に身体をあわせる体内時計が働いているからです。
生活リズムを整えることは、この体内時計に合わせて過ごすことで、無理なく健やかな毎日が過ごせることに通じるのではないでしょうか。

生活リズムを整える過ごし方を見てみましょう。
体内時計を正常に働かせられるように規則正しく生活したいものですが、それには「食事」「睡眠」「運動」の要素が重要と言われています。

「食事」

朝食は、起床後できれば1時間以内に、糖質やタンパク質を摂取することで、体内時計が効率よく活性化します。
ランチは、食べ物を脂肪に置き換える働きが鈍くなる12時前後の時間帯が、ダイエット中や肥満が気になる方に効果的です。
夕食は、消化が促進されやすい18時から19時の時間帯にとるのが理想だそうです。運動をされる場合は、運動前に軽くしておいて、運動後に夕食を。

「睡眠」

良質な睡眠は生活リズムを整えるためには大切な要素。体内時計は寝る時間に向かって体温が下がり、自動的にメラトニンが分泌されて眠くなるように働いてくれます。

朝は、前夜の就寝時間が遅くても、決まった時間に起きることが大事。起床後は、カーテンを開けて朝の自然光を浴びましょう。朝の自然光は体内時計をリセットする働きがあるそうです。自然と眠くなる体内時計は、この朝の光を浴びてから13時間~16時間後と言われています。

快眠や寝つきを良くするには、運動は就寝時間の3時間前までに、入浴は2時間前までに済ませておきたいですね。
就寝前には、スマートフォンなどのブルーライトを遮断したり、部屋の灯りも暖色系の蛍光灯にしたり、暗くしたりして、夜に光を浴びるのを少なくします。

「運動」

新陳代謝を促し、自律神経のバランスを保ち、免疫力を高めるためにも運動は大切ですね。
朝食後は、ウォーキングなどの軽い運動をすると代謝が促進されるそうです。夕方から夜にかけて、肺や心臓の働きが活発になるので、有酸素運動やスポーツをするのには効果的な時間帯といわれています。
体内時計に沿って規則正しく過ごして、生活リズムを整えましょう。