年神様をお迎えして、感謝や祈念をするお正月
お正月は年神様をお迎えし、無事に新年が迎えられたことを感謝するとともに、今年も良い年になりますように祈願する意味があります。年神様をお迎えしたもとで、普段は会えていない家族や親せきが集まって和やかに語り合い、お正月を寿ぐのが大切にされてきました。
成長したお子さんの姿をご両親に見せることができたり、子どもたちもたくさんの人に囲まれて遊んだり、お年玉をもらったりと、思い出がいっぱいできるお正月。そんなお正月を楽しみにされていたご家族も、社会状況やさまざまな都合があって、郷里や親元に帰れない場合があります。
また、お正月こそ、自宅でゆっくりと過ごしたいと思われている方もいらっしゃいますね。
お正月の家での過ごし方を考えてみましょう。
普段改まってできないことをしてみましょう
お正月の過ごし方といえば、年末年始の恒例となっているテレビ番組を観たり、売り出される福袋を買いに行ったり、または帰省先で過ごす賑やかなお正月など、わが家の定番の過ごし方があるのではないでしょうか。
そんなわが家の今までのお正月スタイルを見直すいいチャンスかもしれませんね。
一年の計は元旦にありといいます。
気になっていた断捨離とか整理整頓に取り掛かるのはいかがでしょう。集中してできる時間の余裕がありそうです。
模様替えについて家族会議をするのもいいですね。家族の手を借りて一緒に壁紙の張替えや家具の配置変更、さらには将来的なリフォームまで、どんな風にしたいかなどさまざまな意見を聞く中から、お子さんの成長も確認できるかもしれません。
年末に忙しかった方は、お子さんのことや食事のことは、ご夫妻や家族で交代にして、休暇中の一日を寝正月や読書三昧なんてことも。年初めのそんな非日常は、自分への素敵なプレゼントに思えるかもしれません。
準備をしてオンライン帰省を盛り上げましょう
オンライン帰省という言葉が聞かれるようになりました。
テレビ電話や、通信回線を使ったオンラインツール・アプリなどを使って、離れたところに住む両親の様子をうかがったり、お子さんの成長ぶりを見せたりすることで、お互いに安心できますね。
お子さんが楽しみなお年玉は、あらかじめ話し合って準備しておきましょう。通信画面を見ながら、「おじいちゃんからのお年玉よ」と手渡しして、お孫さんの喜ぶ表情を画面越しに見られれば、うれしいものです。
お年賀の品も前もって送っておいて、画面で食卓に並ぶ様子や、飾り付けた様子、活用している様子などを確認することができれば、お礼の気持ちも伝わります。
郷里と自宅に同じカルタを用意して、おばあちゃんが読み札を読んで、自宅のお孫さんが絵札を取ることもできます。
オンライン帰省も前準備と工夫次第で、楽しめそうです。
お正月ならではの地元再発見に出かけてみましょう
マイクロツーリズムという言葉が話題です。
県をまたぐ旅行でなく、地元で安心・安全に過ごすこと、地元の良さを再発見するようなことがいわれています。
毎年帰省先の氏神様へ初詣をされていたご一家も、今年は、地元の神社にお参りされてみてはいかがですか。
ひっそりとたたずむ鎮守の森のお社に、ご家族揃って散歩気分で出かけてみると、気軽に気分転換ができて、意外とほっこりする心地よさが体験できるかもしれません。
交通量も減ったお正月の地元を、普段の通勤路とは違う知らない路地を曲がってみたりして、思いがけない出会いや発見があれば、リラックスができて素敵な新年が印象付けられそう。
新しい生活習慣が叫ばれている昨今だからこそ、お正月の過ごし方を考えてみるいい機会にしたいですね。