建築条件付き土地と建築条件無しの土地の違いは?

「建築条件付き土地」とは

家を建てようと思った時、お持ちでない場合はまず土地が必要になります。
土地を探していると、広告などで「建築条件付き土地」「建築条件無し土地」といった文言を見ます。それぞれの違いは何でしょうか?

「建築条件付き土地」というのは、文字通りその土地には条件が付いていて、その条件は建てる家の建築会社(工務店・建築会社)が指定されていて、建物の工事請負契約までの期間が決まっているということです。
建築会社は、土地の売り主自身である場合や、売り主の関連会社である場合が多いです。
期間ですが、土地の売買契約を締結してから建物の工事請負契約を締結するまで、3カ月から条件によりますがそれ以上となっています。土地の売買契約をしてから、期間内に家の間取り等の打ち合わせを行わなければなりません。

この建築条件付き土地のメリットは、
・物件数が広がって希望地が探しやすくなる点
・家を建てる建築会社や工務店を探さなくてよい点
・建築条件無しの土地よりも土地価格が抑えられている可能性がある
などです。

一方、デメリットとしては、希望する工務店がある場合やハウスメーカーのこだわりの工法で建てたいといった希望がかなわないこと。間取りやプラン、設備などにあらかじめ基本的なものが用意されていて、自由度が低い場合があるなどで、よく確認するようにしましょう。

※カラフルライフ2020年4月3日カテゴリー:疑問「自由設計の住宅とは?」を併せてご覧ください。
https://blog.famityhome.co.jp/archives/question/844/

「建築条件無し土地」とは

「建築条件無しの土地」というのは条件が無いということ。つまり建築する時期も建築会社も自由に決められる土地です。将来のために、土地だけ購入しておこうという場合や、このハウスメーカーの家を建てたい、じっくり時間をかけてプランを検討したいというこだわりのある方には、希望がかなう土地です。
デメリットは、条件付き土地より土地の価格は割高に感じられるでしょう。建築会社は当然、自分で探さなくてはなりません。

「建築条件付き土地」「建築条件無し土地」それぞれに特徴があります。
性急に決めて後悔しないためにも、わが家の場合には、どちらがよりふさわしいのか、希望に沿うことができるのかご家族で考えて、担当者とよく話し合って理解した上で決めましょう。