家電製品の寿命はどれくらい?

毎日、便利に使っている家電製品の寿命

毎日、何気なく使っている家電製品。故障してみて、不自由さに気が付くなんてことがありますね。実家の冷蔵庫は、寿命を過ぎて20年近くなるけど、まだ元気に働いているという場合もあるでしょう。必ずしも寿命が来たから故障するとは限りません。
しかし、24時間使っている冷蔵庫が故障したら、毎日子供たちが汚して帰ってくるユニホームや体操着が洗えないとなったら、さあ大変。その瞬間から、大慌てする様子が目に浮かびます。
参考までに家電製品の一般的な寿命と、買い替え時期の目安を見てみましょう。

・冷蔵庫
冷蔵庫の寿命は、8~12年くらいと言われています。メーカーが修理に費用な部品を保有しておく期間は9年です。それ以降は、部品のストックがなくなれば、修理は不可能に。
コンプレッサーの音が大きくなった、冷え方が悪くなったといったことを感じたら、買い替えを考え始めてもいいかもしれません。

・洗濯機
洗濯機の寿命は7~8年くらいと言われていて、部品の保有期間は6年です。使用期間だけでなく、洗濯の量や使用頻度でも寿命は異なります。

・テレビ
テレビの寿命は6~7年程度と言われていますが、視聴時間はそれぞれですので、寿命にも幅がありそうですね。部品の保有期間は8年です。

・エアコン
エアコンの寿命は7~10年くらい。部品の保有期間は9年です。長持ちさせるにはフィルターの掃除などのメンテナンスも大切です。

・掃除機
掃除機の寿命は、7~8年程度と言われていますが、コードレスやロボットタイプ、紙パックやサイクロン式などタイプによっても違いがあります。部品の保有期間は6年。吸引力が弱くなった、コードが熱くなったりしたら、買い替え時でしょう。また、コードレスタイプの場合は、バッテリーのリチウムイオン電池の充電回数が500回くらいと言われています。充電回数が増えてきたら、バッテリーの交換時期かもしれません。

上手な買い替えのタイミング

使っている家電製品の不具合が気になってきたり、そろそろ寿命の時期かなと思ってきたりしたら、故障して動かなくなる前に、次の製品の吟味をしましょう。故障してからでは、製品のない間に不自由を強いられますし、十分な検討時間も無く、慌てて購入して失敗したということにもなりかねません。
購入するのは、最新型を選ぶのがベストでしょう。次々と便利機能や省エネ機能が開発されて、新しいモデルが発売される家電商品。より長く、飽きずに使用するなら、新しいモデルを選ぶことにこしたことはありません。
しかし、高い買い物だけに、少しでも安く賢く買いたいと思いますよね。
買い替えの狙い時は、製品のモデルチェンジのタイミングと量販店の決算期と言われています。メーカーは一年に一度くらいの頻度で、モデルチェンジをします。そこで型落ちとか旧モデルとなった商品は、安く販売されるので買い時と言えるのです。
モデルチェンジの時期は、冷蔵庫は9月~10月、洗濯機は7月~11月、掃除機は8月~10月、エアコンは9月~11月頃と言われるようですがあくまでも目安なので、いつもの量販店で販売員に尋ねて情報をもらうのも手段でしょう。
次に家電量販店の決算時期ですが、チラシやテレビCMなどの広告で、決算一掃処分とか決算期大特価といった文字が目に入るでしょう。中間決算や期末決算期前には、旧商品モデルを売ってしまいたい、できるだけ在庫を減らしたいと思うものです。

古い家電の処分方法など買い替え時の注意

買い替えをする前に、注意する点をあげてみましょう。
まず、サイズ。次に古い家電の処分。
下見に家電量販店へ行ったら、展示品が安かったのでつい買ってしまったものの、洗濯パンのサイズに合わなかったり、置き場所がなかったりしたら困ります。そろそろ検討しなくてはと思ったら、買い替える家電のサイズを持ち歩くのも一案では。賢く買い替えるなら、いつ、お買い得品やお気に入りのものに出合ってもいいように心構えも必要ですね。

古い家電の処分も、考えておかなければなりません。エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など家電リサイクル法対象品目は、リサイクル料金+収集運搬料金がかかります。
買い替えると、下取りや処分をしてくれる場合もあります。参考までに筆者は洗濯機を量販店で買い替えて、リサイクル費用(リサイクル+運搬)は3740円(税込)(2019年10月)でした。
故障前なら、リサイクルショップで、買い取ってもらうこともできますね。
いずれにしても、どの方法でいつの段階で処分するか、買い替えとあわせて考えましょう。