2019キッチントレンド

キッチンのトレンドは、LDと一体感のあるオープンタイプ

住設備の中でも、多彩な表情を持つキッチン設備。種類もパーツも豊富で、新築やリフォームの際に悩まれることも多いでしょう。
キッチンのパーツは、シンクやガス・IHのコンロ、食器洗い乾燥機、カウンター、収納キャビネット、作業台などがあり、これらを一体化したものをシステムキッチンといいます。造り付けることもできますが、コンパクトタイプから周辺機器まで多種多様に揃っているシステムキッチンを選ばれる方が多いようです。

キッチンの形状は、まずLDに開かれた対面型(オープンタイプ)、LDから見えない独立型(クローズタイプ)に分けられて、天板のタイプにはI型、L字型、コの字型、Ⅱ型などと呼ばれるタイプがあります。
I型は、シンクやコンロなどが一列に並んだもの。片方に壁がある半島(ペニンシュラ)のようなペニンシュラキッチンと、壁に左右接していない島のようなタイプのアイランドキッチンがあります。
L字型キッチンは、天板がLの字になったもので、作業スペースが広く、効率のよいキッチンです。
Ⅱ型はコンロとシンクを向かい合わせに配置するなど、カウンターを二列にしたもので、複数の人がキッチンで料理をする場合にもしやすいです。
コの字型は、天板をコの字に配置したもので、広い作業スペースが得られます。

LDKをひとつの空間としてとらえて広く確保したり、食への関心の高まりから家族で同時にキッチンを使ったりと、キッチンが見せる見られるスペースへと変化してきました。
あわせて、LDと調和したキッチンデザインが考えられるようになり、国内・海外の各メーカーが、それぞれインテリアにこだわったシステムキッチンを提案しています。

最近のキッチンスタイルのトレンドは、オープンタイプのペニンシュラキッチンが人気です。吊り壁を無くして、シンク前の立ち上がり壁も無く、カウンタートップもフラットで奥行きのあるものに。LDの家族と料理中もスムーズに会話ができ、人も自然とキッチンまわりに集まりやすいなど、キッチンがコミュニケーションの中心のようなしつらえです。

家具のようなシステムキッチン

キャビネットや、カウンター素材、水栓、レンジフードなどもトータルにデザインされたものや、スタイリッシュなデザインが注目されています。
カウンターには、耐久性や耐熱性に優れたステンレス、大理石のようななめらかな質感と色柄など種類の豊富な人工大理石がお手入れも簡単で使いやすいでしょう。
扉材には、ホーローや天然木、メラミン化粧板など色や素材のバリエーションは豊富です。インテリアや予算にあわせて、選ぶ楽しみがあります。

この他、コンロはガスかIH、さらに混合のタイプもあります。水栓は浄水器と一体型や、自動で給水・止水ができるものなど機能性やデザインも多彩です。
また、ギトギトとした油汚れのお掃除が面倒だったレンジフードを自動で洗浄してくれる自動洗浄機能付きのレンジフードも登場しています。

システムキッチンを検討される時は、各メーカーのショールームへ行って、機能の説明を聞いたり、触ったりしてみましょう。オープンタイプのキッチンは、お掃除が簡単で美しく保てることがポイントです。メンテナンスの仕方、部材の特長やそれぞれのメリット・デメリットなども聞いてみましょう。納得いくまでじっくりと検討して、念願のキッチンを実現してください。

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