油汚れ、水掃除は夏がベストシーズン
夏の大掃除のメリットをご存知ですか?
●気温が高いので、こびりついた油汚れなども落としやすい。
●寒くないので水仕事や屋外での掃除が、苦にならない。
●洗い物の乾きが早い。
以上のような理由から、夏に大掃除をする方が増えているそうです。夏に一旦きれいにリセットしておけば、年末の大掃除も楽に、早く済ませられるでしょう。
夏休み中のお子さんも、水まわりのお掃除なら涼しくて、一緒に楽しみながら手伝ってくれそうです。
では、夏にぜひやっておきたい大掃除の箇所である油汚れが主なキッチンまわり、水垢や排水溝のネバネバなどが気になる浴室、サッシ、カーテンなどのお掃除の仕方をご紹介しましょう。
キッチンまわりは下準備でラクラク
ガスコンロの五徳や換気扇など、毎日のお料理で気が付くと油汚れがベトベトとこびりついていませんか?これらキッチンまわりのお掃除には、つけ置きの下準備がマストです。
≪五徳≫
五徳が入るような広口のお鍋に、水を張って、1リットルの水に対して大さじ1杯くらいの重曹(炭酸水素ナトリウム)を入れて、沸騰させ10分ほど煮ます。火を消して冷まして、手を入れても大丈夫な温度になったら取り出して、まだ汚れが残っている箇所には、粉の重曹をふりかけて歯ブラシ等でこすって落とします。
≪換気扇フィルター≫
重曹を粉のままふりかけて、数時間おいた後、歯ブラシ等でこすって、お湯で洗い流します。
※重曹を使う場合の注意点。
重曹は弱アルカリ性なので、肌が弱い人や長時間使用する場合は、ゴム手袋を使用しましょう。アルミ鍋や銅に使うと黒く変色します。重曹は酸性の汚れ落としに使うことができますが、頑固な汚れは落とせないこともあります。
木や畳に使うと黄色いシミになったり、漆器や大理石に使うとキズが付くこともあります。使用する前に、目立たない所でためしてから使いましょう。
浴槽に浸してお風呂用品も一緒にスッキリ
≪お風呂の椅子、ふた、桶≫
お風呂の残り湯の浴槽に重曹1カップを溶かして、一晩おいてシャワーで洗い流せば、浴槽も一緒にすっきり。
≪排水溝≫
重曹をふりかけてその上からお酢をかけて1時間程おきます。その後、シャワーをかけながら、こするとキレイになります。
≪鏡や蛇口≫
キッチンペーパーを、クエン酸を入れたお湯に浸して、鏡や蛇口に貼ります。1時間ほどおいた後、はがして軽くこすると、ピカピカに。
窓まわりは短時間に済ますのがコツ
≪網戸≫
新聞紙を網戸の外側一面にガムテープやマスキングテープで貼って、内側から掃除機で吸い、その後重曹スプレーを網戸全体に吹きかけます。
少し時間をおいて、大き目のメラミンスポンジを使い、上から下へと拭いていきます。この時力を入れ過ぎないように注意しましょう。メラミンスポンジが汚れたら水で洗うか白い面を使います。
次に外面も同様に内側に新聞紙を張り、メラミンスポンジで上から下へ拭きます。
≪窓≫
新聞紙をくしゃくしゃと丸め、サッと濡らして窓を拭きます。その後、乾いた新聞紙を丸めたもので拭きあげれば終了。これなら窓ふき洗剤の垂れた跡が付いたりする事もありません。
窓枠のゴムは歯ブラシで掃除します。この部分は傷つきやすいので、こすり過ぎのないように注意しましょう。
サッシの細い溝には、古布を割り箸などに巻いてお掃除します。開閉もスムーズになって、気持ちのいいものです。
乾きの早い夏にこそカーテンの手洗いを
洗濯物の乾きが早い夏こそ、カーテンを洗うのにちょうど良い季節でしょう。
薄いレースのカーテンは、クリーニングの表示を確認して、手洗いが可能であれば、表示に従って洗った後、そのまま元のカーテンフックにかけておけば、夕方までには乾いているでしょう。