スキップフロアのメリット

プラスαの空間と楽しみを生むスキップフロア

個性的で変化に富んだスペースが作れるスキップフロア。新築やリフォームの際にはスキップフロアのある家にしたいと憧れている方もいるのでは。
スキップフロアは、どんなプランなのでしょうか。
リビングとダイニングとの境に段差をつけたり、1階から2階への階段の途中に中2階を設けたりされる場合があります。平屋の場合には、天井を高くしたリビングの一部にステップを設けてスキップフロアにするプランも見られます。
スキップフロアにすることで、床面積が広く確保できます。さらに、壁や扉で囲ってしまわないので開放的である一方、ステップが緩やかな仕切りとなって、独立空間のような使い方が可能となるのもスキップフロアの魅力です。
スキップフロアに似たプランにロフトがあります。ロフトは天井高1.4m以下、床面積がロフトのある階の床面積の1/2未満と建築基準法で定められていて、小屋裏物置と呼ばれるように、基本的に収納スペースとしての使い方を念頭に計画され、延床面積にも含まれません。
スキップフロアは、天井の高さや床面積も柔軟なので、多目的な利用が可能です。

勉強やテレワークに、趣味空間としても使いよいスキップフロア

スキップフロアのある暮らし、スキップフロアにすることで、どんな魅力があるのでしょうか。
平屋に変化を持たせるスキップフロアをリビングに採用した場合は、お子さんの遊び場や隠れ家としても好奇心が湧いてきそうです。

リビングインの階段の中2階にスキップフロアを設けた場合には、デスクを作りつけて、テレワークやパソコンスペース、スタディスペースとしてもリビングに居る家族と程よい距離感があって使い勝手がいいでしょう。スタディスペースとしての利用にもキッチンから目が届き、ママは家事の合間にもやさしく見守られて、会話もスムーズにできます。勉強するお子さんもリビングやキッチンにいる家族の様子が伝わってきて、安心して勉強に集中できそうです。
さらに、趣味の空間としてキャラクターのフィギュアやスポーツギアを並べて披露したり、お子さんの作品を掲げてギャラリーとして楽しんだり、リビングの壁面をモニターにスキップフロアから鑑賞したり、大好きな漫画の書籍を並べてファミリーライブラリーになど、スキップフロアだからコミュニケーションをはかりながら楽しめる使い方があります。

スキップフロアは、外に開かれたスペースであって、ステップが緩やかな境界を生むので、プラスアルファの多目的スペースとして機能します。
プランを考える際は、スキップフロアをどのように活用したいのか、目的を決めプランニングするのが良いでしょう。