少しの工夫で大きく変わる節電術

毎月かかる電気代。節電して家計にも地球にもやさしく

節電は、電気の使用量を節約すること。節電することで電気代が抑えられて節約できます。もう一つは異常気象など、温暖化が問題になっている地球環境を守ることに役立ちます。さらに、夏の冷房のピーク時には、電気不足を防ぐことに期待されています。電気代の節約になるのなら、私たちの暮らしに直結していて実感がもてますし、あわせて地球環境を守ることにもなるとなれば、節電したいと思いますね。
今、電気を使わない暮らしは考えられないので、電気代は毎月必要な出費ですね。節電をしても少しの額なら、節電に神経を使う甲斐が無いと思われるかもしれませんが、毎月毎月、何年もとなると「ちりも積もれば山となる」の考えになりませんか。
しかも、節電は習慣化してしまえば、心理的な負担も少なくて、気が付いたら節電できていたといった結果に結びつくところがうれしいです。
身の回りの家電製品の節電方法を見てみましょう。

【冷蔵庫】

冷蔵庫は、コンセントを抜くわけにはいきませんので、節電が難しそうですね。
まず、冷蔵庫にモノを詰め込み過ぎないようにして、扉を開ける回数をできるだけ減らします。詰め込み過ぎると設定温度まで下げるのに電気を使いますし、冷気がいきわたりにくいです。扉の開閉回数を抑えることで、冷気をできるだけ逃がさないようにします。
冷凍庫は、温かい空気が入るすき間を作らないことがポイント。隙間なく埋めることで、凍ったモノ同士が冷やし合って効果的といわれています。

【洗濯機】

洗濯機は、回数多くよりも入れ過ぎない容量の範囲内でのまとめ洗いの方が、節電できます。

【テレビ】

テレビは、つけっぱなしにしないで、観ない時はこまめに消したいです。また、リモコンのオフだけで、コンセントにさしたままですと待機電力を消費するので、主電源をオフにする習慣をつけましょう。
また、画面を必要以上に明るくしないようにするのも小さな秘訣。今の設定から少し明るさを落とすだけで、節電効果が続きますね。

【掃除機】

起動している時間をできるだけ短くすることが節電になるので、掃除機をかける前に、床に置いてあるものや部屋を片付けておくこともポイントです。まずモップでホコリを拭き払っておくだけでも、吸引力が小さくてすみますし、掃除機でホコリを舞い上げるのを防げます。

【パソコン】

テレワークなど、自宅でパソコンを使う機会も増えているかもしれません。
パソコンのモニター画面は、テレビ同様に明る過ぎないように適度にします。食事などでパソコンを短時間使わない時はスリープに、長時間席を離れる場合はシャットダウンしておくなど使い分けて、使用電力を抑えましょう。

【コンセント】

電化製品は、タイマー機能や設定の維持のために、コンセントをさしているだけで、待機電力を使っています。コンセントを抜いておくだけでこの待機電力を節約できますが、コンセントの抜き差しも不便なもの。そんな時は、電源タップを使ってみるのもよいでしょう。コンセントを抜き差ししなくても、差込口のスイッチをオン・オフにするだけで待機電力が防げます。

【電子レンジ】

冷凍食材の解凍や調理に便利な電子レンジですが、冷凍庫から冷蔵庫に戻しておいて半解凍してから電子レンジを使うなど、使用時間を減らす工夫をしてみましょう。

【トイレ】

トイレの便座は、フタを閉めておくようにします。設定温度に気を配って、長時間使わない場合は、節電モードなどを活用します。照明の消し忘れを防ぐには、オートライト機能付きの照明も便利そうです。

【照明】

照明は、よくいわれていることですが、やはりまめに消すことが大事です。シェードが埃をかぶっているとそれだけで暗くなりますので、お掃除も節電に期待できるでしょう。最近はLEDの電球や蛍光灯もあるので、替えてみることもおすすめします。