冷え性の原因:血行不良や自律神経・食生活の乱れなど様々
手足の末端や足・腰などの下半身、さらに全身と冷え性に悩まされている方も多いのでは。寒さが厳しくなると一層、寝る時に足先が冷たくていつまでも寝付けないとか、腰が冷えてだるいなど、様々な症状を訴える声が聞かれます。
冷え性の原因は、運動不足や基礎代謝の低下、自律神経や食生活の乱れなど様々言われています。
運動不足は、代謝を低下させ血液の循環を悪くさせます。また、筋肉量が少ないと体を温めにくくなります。
ストレスによる緊張や、夜更かしや偏食など生活習慣の乱れは自律神経のバランスを乱し、血行を悪くさせるなど冷え性を招きかねません。
冷え性対策:体を温める工夫を
生活習慣を見直して、冷え性の原因になっているかもしれないと思われる理由があれば、改善していきましょう。
寝起きに1杯のお水を飲むといいと聞きますが、冷えが気になる方は朝、さ湯で内臓を温めてから一日をスタートさせることが良いとされています。食事面では、温かい味噌汁などで朝食をとるようにこころがけるとよいでしょう。
運動をして筋肉量を増やすように心がけたいですね。運動の後にポカポカする感じやスカッとしたという記憶はありませんか。運動をしていい汗をかいた後は、代謝が良くなってストレスが軽減された心地ですね。
朝のスクワットは自宅で簡単にできて、効果的。10回程度をゆっくりと筋肉を意識しながら行います。
家の中を歩く時や階段を使う時は、膝を上げて足の裏でしっかりけり出すイメージで歩きましょう。お買い物に出かけた際には、エスカレーターでなく階段を使うようにするなど、日常の行動も意識したいです。さらに、無理せずウォーキングからはじめて、少しずつ負荷をかけるように、速く歩いたり、距離を伸ばしたりして運動習慣を身に付けるようにしましょう。
次に、偏った食事やダイエットによる栄養の乱れを改め、バランスのとれた食事を心がけたいです。
肉・魚・卵・チーズ・大豆製品などのタンパク質を多く含む食品とあわせてビタミン、ミネラルの供給源である野菜を、よく噛んで食べることが大事といわれています。
寒い日の入浴は、ホッとしますね。就寝時間の2 ~3時間前に副交感神経を刺激するぬるま湯につかって、リラックスして過ごしましょう。
※心臓に不安のある方や、体調に不安のある方、医師から指導を受けている方は、それらの指示に従ってください。