アイランドキッチンのメリット。気持ちまでオープンにしてくれる開放感
憧れのキッチンにあげられるアイランドキッチン。名前の通り、壁に接していない島の様に独立したキッチンをそう呼びます。
アイランドキッチンのカウンターをワイドにして、ダイニングテーブルを兼ねたり、アイランドキッチンから一段下がるカタチでダイニングテーブルを連続させたり、シンクだけをアイランドにして、背面にコンロ等を配置したⅡ型のタイプなど、アイランドキッチンのバリエーションも色々とあります。
アイランドキッチンのメリットは、まさしく独立したことによる開放感でしょう。お料理や洗い物をしていても、遮るもののない開放感。壁に向かって作業をしていたのとは違って、窓から外を眺めたり、リビングのテレビに目をやったり、のびのびと感じられます。
次に、コミュニケーションが取りやすいこと。家族の話し声やリビングの様子もわかって、会話に入りやすいでしょう。キッチンを囲むように人が集まってきて、おしゃべりも弾みそうです。
3つ目は、移動がスムーズであること。一方通行でなく、キッチンから食卓に運ぶ時や、片づけたりする時も、最短の移動が可能になります。
デメリットは、いつも見られていること
アイランドキッチンのデメリットは、ループ状の動線が可能な分、広いスペースが必要になることでしょう。
また、リビングやダイニングと一つの空間となる場合が考えられるアイランドキッチンは、デザイン面でも、各メーカーがインテリアの一部のような家具調やスタイリッシュなキッチンを提案していて、価格面にも反映されています。
あわせて、換気扇は天井付けのものとなり、おしゃれなデザインが多く価格的にも高くなっています。
開放的である分、ニオイや油はねが広がりやすいといえます。さらに、キッチンが丸見えなので、常に見られている事を意識することになります。料理中やお客様へお茶をお出しする準備中も、手元まで見られているかもしれません。生活感が出やすいキッチンだけに、いつも整理整頓、きれいに保てるかが課題になってきます。
さらに、小さなお子さんもキッチンに入ってきやすいので、注意が必要です。
アイランドキッチンの失敗しない選び方
憧れを抱いていたものの、採用してみたら失敗したなんていうことは、避けたいですよね。
まず、キッチン自体が大きい場合があるので、アイランドキッチンの圧迫感がすごいという事にならないように、スペースに十分な広さがあるかよく考えましょう。
家具でも、広いショールームで見た時は大きく思わなかったけれど、いざお部屋に置いてみると意外と大きかったといった経験がありますよね。
次に、お料理が好きでキッチンの滞在時間が長い、将来料理教室をしてみたいなど、アイランドキッチンのメリットは、ご自身にとっても魅力に感じられるか、ライフスタイルにあっているか。
そして、アイランドキッチンのデメリットをカバーできるのかどうか。
見られていても平気とか、キッチンまわりはいつもきれいにしているなど、デメリットは受け入れられるか、補うことができるかなど。
家族はキッチンからのニオイや油はねにクレームをつけないかなど、ご家族で話し合ってみてください。
また、アイランドキッチンの開放感や動線は魅力だけれど、ニオイは困るということでしたら、動線は確保しつつ、コンロ側に袖壁を付けて、換気扇や油はね防止のパネルを設置することも可能です。
手元は見られたくないということでしたら、キッチンまわりに腰壁を巡らすことも考えられますね。
憧れだけでなく具体的にイメージしてみましょう。
