室内の紫外線対策

室内にいても油断できない紫外線

日差しがまぶしく感じられる季節になると、日傘や日焼け止め、UVカットの帽子やスカーフなどで、日焼け防止の策に余念がありませんね。
でも、適度な日光浴はカルシウムの吸収を助けるビタミンDの生成に、効果的といわれています。

一方、お肌の大敵であることは皆様もご存知のとおり。
日焼けやシミ、シワの原因と言われているのは、UVと一般的に呼ばれる紫外線(ultraviolet)(UV-A)です。
この紫外線は、屋外だけでなく、太陽光とともに室内にも入ってきて、家の中で紫外線を浴びているという事をご存知でしょうか?
ガラスを通しても80%の紫外線が室内に届くという実験結果もあります。

紫外線は家具やクロス、フローリングの劣化の一因に

燦々と自然光が入る明るい窓辺。気持ちがいいですよね。この窓ガラスを通して自然光とともに紫外線が入ってきています。窓から室内に届いた紫外線は、床や壁にあたって吸収されますが、一部は反射して飛んできています。一旦入った紫外線が部屋の中に蓄積されることはありませんが、自然光が射している間中、家のなかに広がり続けています。

壁に掛けた額や時計をはずすと、壁のクロスの日焼け具合に驚きますね。ソファの色が白っぽくなってきたと感じたり、レザーがひび割れてきたりと家具も劣化しますね。
こういったフローリングや家具、クロスの素材である布・木・皮・プラスチックなども、経年の原因だけでなく、紫外線による影響を受けて色あせや変色、劣化していきます。

遮光カーテンなどUVカット商品の活用を

では、室内への紫外線の侵入を防ぐ方法は、どんなものがあるのでしょうか?
窓のカーテンやブラインドをしめて、光を遮るのが効果的ですが、そうすると部屋の中が暗くなってしまいます。
紫外線遮光を施したレースカーテンなら、光を採り入れながら、紫外線を防ぐことができます。
窓に貼れる紫外線カットフィルムは、貼る面積が広くて上手に貼るのは難しいようです。
ブラインドは、日差しの強い時間帯は、羽を上向きにして、床に光が当たらないようにします。
一戸建ての新築やリフォームの際には、紫外線カットガラスやそのサッシを採用するのもいいでしょう。
この他、紫外線を遮る方法として、窓にはすだれ、グリーンカーテンなどで工夫してみましょう。

家具やフローリングの日焼け防止に、UVカットスプレーやUVカットワックスなどの商品もあります。使用する前には、目立たないところで色落ちや艶の変化などを確認してから、広範囲に使用するようにしましょう。

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