香りの効果

リラックスさせてくれる香り

香水など肌に付けるものだけでなく、入浴剤や室内の芳香剤、洗濯の際の香り付けビーズなど、色んな場面で香りが楽しまれています。
臭覚は五感のなかでも、一時的で急激な感情の動きを持つといわれています。
コーヒー好きの方が漂うその香りに癒されるように、好きな香りは、気分を落ち着かせてくれますね。これは、脳がリラックスしている状態のα波を増幅させるからだそうです。
反対に、嫌な臭いは、嗅いだとたん一瞬で不快感がします。

フローラル系や柑橘系。好きな香りを見つけよう

どんな香りが好き・心地よいと思うのか、香りを知るための特長をみてみましょう。

・フローラル系…高揚感やリフレッシュを演出。
花束として贈り物にも人気のローズをはじめ、ジャスミン、ラベンダー、ゼラニウムなどの甘く華やかな香りです。

・柑橘系・・・イライラしていると感じた時に。
レモンやオレンジ、グレープフルーツなどに代表される柑橘系の香りは、さわやかな気分にさせてくれるなど不安やストレスの軽減、リラックスの向上に効果的だといわれています。

・スパイス系…リフレッシュ効果に期待。
ブラックペッパーやシナモン、クローブなどのお料理や飲み物などに使われることの多い刺激のある香り。

・オリエンタル系…気分転換したい時などに。
香水やオーデコロンなどに使われる際に魅惑的と表現される動物性の甘い香り。アンバーやムスク、パチュリなど。

・樹木系…不安な気持ちを和らげたい時に。
フィトンチッド効果といわれるように、リラクゼーションを感じる香り。ヒノキやシダーウッドなど木の樹脂から採取した香料。男性向けのフレグランスとしても人気です。

・ハーブ系…リフレッシュ効果に期待。
臭みとりや香り付けに料理に使われることの多いハーブ類。バジル、ローズマリー、セージ、タイムなど。

アロマスプレーやディフューザーで香りを楽しむ

ストレス解消や気分転換に効果が期待できる香り。必要とした時に楽しみたいですね。
香りを楽しむ方法をご紹介しましょう。

・ハンカチやマスクに吹きかける
出かける前のハンカチやマスクに、お気に入りの香りをひと吹きしておきます。マスクに貼る香りのシールなどもあります。さらに、アロマのスプレーを持ち歩けば、外出先でシュッと吹き付けてリフレッシュできます。

・ディフューザー
アロマ対応加湿器はアロマオイルを入れて、ディフューザーとしても使えます。
スティックをアロマオイルのボトルにさして使うリードディフューザーは、電気も火も使わないので、リビングや寝室はもちろん玄関やトイレになど、場所を気にせず気軽にセットできて、香りが楽しめます。

・ハーブティー
ラベンダーやカモミールなどのハーブティーを。安眠・鎮静効果などの香りが楽しめ、ティーとして飲むことでさらに深く感じることも可能です。