知っておきたい春野菜
暦の上の立春が過ぎても、まだまだ寒い日が続きますが、この頃からスーパーや青物屋さんに並び始める春野菜。季節感が無くなったとはいえ、菜の花やエンドウ豆、セリなどを目にすると、春が近づいて来ていると感じられて少し心躍りますね。
春野菜の特徴は「苦味」といわれています。これは、「植物性アルカロイド」という成分で、新陳代謝を促進する働きがあるといわれていて、運動量の減る冬の間にたまった老廃物を排出させる役割が期待されています。
虫たちだけでなく、私たちの体の目覚めも春野菜は、応援してくれているのですね。
・菜の花
旬の時期/2月~3月頃
栄養価/ビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜の健康を維持してくれるβカロテンが豊富。
おすすめ献立/おひたし、バター炒め、スパゲティ
・新じゃがいも
旬の時期/3月~6月頃(温暖地から順に北上)
栄養価/ビタミンC、カリウム
おすすめ献立/皮が薄い新じゃがいもは、皮ごと揚げてフライドポテトに。またそのまま蒸して。シチューや肉じゃが
・新玉ねぎ
旬の時期/3月~4月
栄養価/血液サラサラ効果や免疫力アップの硫化アリル、新陳代謝や疲労回復に期待できるビタミンB1
おすすめ献立/収穫して乾燥させずにすぐに出荷される新玉ねぎ。柔らかくみずみずしくて辛味が少ないので、スライスして水にさらさずに生のままカツオとお醤油で、またはドレッシングで。
・春キャベツ
旬の時期/3月~5月
栄養価/皮膚などの老化を防ぎ免疫力を高める抗酸化ビタミンのビタミンC、胃の粘膜を修復する働きのあるキャベジン(ビタミンU)
おすすめ献立/甘くてみずみずしく柔らかいのでサラダや浅漬けに。サッと炒めてパスタにも。
・タケノコ
旬の時期/3月~初夏頃
栄養価/不溶性食物繊維が豊富に含まれていて、便秘解消や腸内の老廃物排出の効果、カリウムが豊富
おすすめ献立/若竹煮、土佐煮、たけのこご飯
・タラの芽
旬の時期/4月~6月頃
栄養価/特有の苦み
おすすめ献立/天ぷら、炒め物
・セリ
旬の時期/2月~4月頃
栄養価/免疫力を高めるビタミンCやミネラル、βカロテン
おすすめ献立/おひたし、和え物、鍋物
・アスパラガス
旬の時期/3月~6月
栄養価/疲労回復を促すアスパラギン酸
おすすめ献立/サラダ、ソテー、フライ