外壁材の特徴と失敗しない選び方

外壁材の種類やメンテナンス性を知ろう

新築やリフォームの際に、家の表情を印象付ける外壁をどのように何にするかは、悩みますよね。まず、外壁の種類とそれぞれの特徴をみてみましょう。
外壁の種類には大きく分類して、・塗り壁・窯業系サイディング・金属サイディング・ALC・タイル・羽目板などがあります。

・塗り壁は、古くから採用されてきたもので、セメントモルタル、土、漆喰など塗る素材で風合いやコスト、メンテナンスも変わってきます。

・窯業系サイディングは、新築住宅の主流となっています。工場でセメントに混和材を混ぜてタイル状や石積状に加工した外壁材です。デザインやバリエーションも豊富で、幅広く対応できます。素材やデザイン、塗装方法によってメンテナンス周期や費用が変わります。

・軽量気泡コンクリート(ALC)パネルは、珪石やセメントなど自然の素材を元に、無数の気泡を含んで形成される外壁材で、一戸建てから高層住宅まで広く用いられます。軽量で耐久・耐火性、調湿機能や断熱性、遮音性に優れている一方、長時間水にさらされていると気泡に水が浸透する点や継ぎ目が多い点などがデメリットに上げられます。

・金属サイディングは、鉄やアルミニウム、はがねの板を外壁に使用したもので、ガルバリウム鋼板などが見られます。スタイリッシュな雰囲気を醸し出し、軽量でさびにくくメンテナンスもしやすい壁材といわれています。

・タイルは、土や石など混ぜて高温で焼いたもので、固い性質から耐久性・メンテナンス性に優れ、一枚一枚の風合いが高級感を醸し出すなど、魅力のある外壁ですが、金額が高くなります。

・羽目板は、自然素材のナチュラルな雰囲気がするので、かつては景観に調和するイメージから別荘地などで、最近では西海岸風、カリフォルニア風といわれるデザインの外観で見られるようになりましたね。腐食や反りなどに対するメンテナンスが必要です。

外壁材やその外側を覆う塗装剤にも、汚れに強かったり、耐久性をアップさせたりと様々な機能が付加されています。外壁材の弱点を塗装剤で補うことも考えられます。
希望のデザインや予算だけでなく、メンテナンスが簡単か、そのサイクルや費用はなど、住み続けるという長い視点で、外壁も考えたいものです。