「藤井寺市」ってどんなところ?

古くから交通の要衝として栄えてきた歴史と文化に包まれた「藤井寺市」

藤井寺市は、大阪平野の南東部、和泉山脈の北麓から広がる羽曳野丘陵の北端に位置し、北部を大和川、東部を石川が流れ、北東部で合流し、地形はほぼ平坦になっています。
古くから難波津と大和飛鳥を結ぶ要衝として栄え、現在は長尾街道や東高野街道に往時の面影を見ることができるなど、恵まれた自然環境のもと、歴史の風情が感じられます。

先ごろ(2018年1月19日閣議決定)世界文化遺産としてユネスコに推薦が決まった「中百舌鳥・古市古墳群」の一角をなす古市古墳群の多くある事からも注目されていて、古市古墳群は、藤井寺市と羽曳野市の東西4㎞、南北4㎞の範囲に広がり、全国第2位の規模を誇る応神天皇陵古墳(誉田御廟山古墳、羽曳野市)をはじめ、藤井寺市内で一番大きな仲姫命陵古墳(仲津山古墳)や仲哀天皇陵古墳(岡ミサンザイ古墳)など国指定史跡を含む44の古墳群で構成されています。藤井寺八景に選定された花ショウブが美しい津堂城山古墳、桜の名所として親しまれている野中宮山古墳など、四季の花暦が楽しみな史跡が多く、季節の風情を間近で楽しめるのも魅力の一つです。
さらに、梅まつりが開催される道明寺天満宮、藤棚が見事な紫雲山 葛井寺(ふじいでら)などの社寺も点在。このように四季折々の自然に彩られた歴史・文化の趣きある藤井寺市です。

 

道明寺粉の起源はここにあり。市制50周年を迎え更なる飛躍を目指す「藤井寺市」

藤井寺市は北に羽曳野市、南に八尾市、東は松原市、西を柏原市に囲まれた8.89平方キロメートルの大阪府内で一番面積の小さな市で、平成28年11月に市制施行50周年という節目を迎え、更なる飛躍を誓っています。
大阪阿部野橋駅へ藤井寺駅から準急で約13分。大阪阿部野橋駅行きは平日の朝7時台には準急が7本、8時台には6本も運行(2018年1月現在)しており、通勤にも快適。
藤井寺町と道明寺町が1959年に合併したことから、市街地は近鉄南大阪線藤井寺駅エリアと、近鉄南大阪線土師ノ里(はじのさと)駅、近鉄南大阪線・道明寺線道明寺駅エリアを中心に広がっています。
物産は、藤井寺と言えば、道明寺粉が有名。もち米を蒸して乾燥させ天日干ししてから石臼でひいたものが道明寺粉(道明寺糒)で、桜餅などの和菓子の材料として使われていると聞けばおわかりでしょう。道明寺粉の起源は、平安時代に道明寺の住職であった菅原道真公の叔母が、道真公の為に作ってお供えし、豊臣秀吉に毎年献上したとされているそうです。

藤井寺市内には、歴史と文化を身近に感じられる個性豊かな施設が配置されており目を引きます。市内で出土した修羅(巨石運搬用のソリ)と船形埴輪をモチーフにした外観が印象的な「アイセルシュラホール(生涯学習センター)」には、市内の遺跡からの発掘品を展示した歴史展示ゾーン、生涯学習に利用できる多彩な施設が設けられています。
藤井寺市立図書館の外観は、特徴的な前方後円墳を彷彿とさせるもので、市内三ツ塚古墳で出土した「小修羅」(国指定重要文化財)を常設展示、さらにジオラマの『古墳をつくる』も見学可能。「パープルホール(藤井寺市立市民総合会館)」では、大小のホールや和室、多目的室、茶室などがあり、コンサートや市民の文化活動に広く利用されています。

 

子育て中のファミリーにうれしい「赤ちゃんの駅」を設置している「藤井寺市」

藤井寺市では、子育て中の親子が安心して外出できるように、乳幼児を連れた保護者が外出中に授乳やおむつ替えをするために立ち寄れる施設として、「赤ちゃんの駅」を市内の公共施設や保育所内など各所に設けています。
さらに、0歳から中学校卒業年度末までの子どもを対象に医療費助成があり、自己負担(一部負担金)は、1つの医療機関あたり入院・通院医療費1日につき500円(同月内は2日限度、最大1000円まで)。複数医療機関にかかった場合、自己負担金の限度額は1ヶ月2500円(所得制限なし)(詳細は藤井寺市保健年金課にお問い合わせを)。

また、青少年の健全な育成をめざし、地域における青少年指導者を育成する目的で、高校生以上を対象とした「リーダースクール」や、中学生を対象とした「中学生クラブ」などを実施。その他、親子が触れ合える「わくわくチャレンジウォーク」等も計画。
このように藤井寺市は、子育てファミリーに細やかなサポートがなされています。
※参考:「暮らしのガイドブック2016」(藤井寺市発行)

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