大阪狭山市ってどんなとこ?

大阪市や堺市のベッドタウン「大阪狭山市」

北・西は堺市に、東は富田林市、南は河内長野市に隣接する大阪狭山市。南海高野線の狭山駅、大阪狭山市駅、金剛駅が市内の停車駅で、なかでも金剛駅は急行、快急さらに特急が停車する大阪狭山市の玄関口として、賑わっています。難波駅へは急行で約28分。大阪市内への通勤のアクセスも快適で、狭山ニュータウンが開発されるなど、大阪市や堺市のベッドタウンとしても発展してきました。

大阪府の史跡名勝1号「狭山池」

大阪狭山市には築造1400年、日本最古のダム式ため池といわれる、大阪府の史跡名勝1号に指定された狭山池があります。
平成に大改修された折に、池から土木技術の遺産も見つかり、国の重要文化財に指定された木樋などそれらを含めた公開と、狭山池の保存を目的とした大阪府立狭山池博物館が、池の北側に2001年に誕生。長方形の箱のようなインパクトのある外観は、安藤忠雄建築研究所の設計によるものです。滝の落ちるプロムナードを経て内部には、飛鳥時代からの池の地層の断面が保存展示されています。
2015年には狭山池は、国の史跡に指定されました。
今なお、豊かな水量をたたえ水鳥が集う池周囲は、狭山池公園として整備。桜のお花見やバードウォッチングなどが楽しめる、自然豊かな憩いの公園として親しまれています。

一方、女人高野と呼ばれる金剛寺(河内長野市)へ向かう天野街道は、平安時代後期にはすでに整備されて、狭山の人々が金剛寺や熊野へ詣でる道として大いに賑わったそうです。
今でも街道沿いには道標があって、当時の面影を感じさせています。近年、「あまの街道」と名付けられ、散歩やハイキングコースとして利用されるなど、豊かな自然とともに風情ある佇まいの感じられる歴史の道です。

日差し暖か、空の広い大阪狭山市

狭山市立市民ふれあいの里は、緑化植物園、花見広場、リス園、テントサイト、スポーツ広場など多彩な施設が設けられていて、野外活動などに広く利用されています。
狭山市立公民館のプラネタリウムでは、季節の星空の解説や観望会などのイベントを開催。身近なプラネタリウムで、子供から大人まで星空や宇宙への関心がふくらみますね。
また、市内の公立小学校・中学校では全校で給食が実施されているので、お子さんも保護者の方も安心です。
特産品としては、大阪狭山市の南に位置する丘陵地の大野地区で生産されているデラウエアを主とする大野ブドウが有名で、収穫期には多くの直売所が市内に設けられるほどです。
狭山シフォンと名付けられた狭山の冠のついたシフォンケーキもご当地グルメとして、狭山池まつりなどに出店されています。