後悔しないようによく考えよう! 新築一戸建ての建て方(間取り編)

後悔しないようによく考えよう!
新築一戸建ての間取りの作り方

「さあ建てるぞ」と、一大奮起したものの、どんな間取りがいいのか、悩みますよね。
実際に建ててから「しまった!」と後悔したくないので、なおさらです。
友人の家やモデルハウスを見て素敵だと思っても、それがわが家にもいい間取りとは限りません。
では、わが家にとってのいい間取りは?
失敗しない間取り作りを考えてみましょう。

普段の生活動線を考えてみよう

夢の注文住宅ですが、なんでも欲しいだけ付けてみたのでは予算が心配です。欲しいものリストの優先順位を作ってみましょう。
書斎や趣味室、家事室、吹き抜け、テラスなど、その中でこれだけは絶対にゆずれないというものはどれか、予算面で削る必要があればカットできるものはどれか考えてみましょう。

次に、家事動線や生活動線を想像します。毎日の生活の中での動きを再認識しましょう。子どもたちを入浴させながら、また料理をしながら洗濯しているか、お子さんは帰宅して直接各自の部屋へ行くのがいいのか、リビングを通って行くのが望ましいかなど、今までの家族の動きとあわせて、これからの理想的な動線も皆さんで考えてみましょう。そうすると、洗面と玄関は近いほうが便利なのか、キッチンと浴室や物干し場は連続している方が快適なのか、子ども部屋の入口はリビングから見えた方が良いまたは見えない方がよいのか、2階への階段はリビングの中に設けるのか玄関から直接上がれるようにするのかなどなど、具体的なプランが少し見えてきませんか。

適材適所の収納計画を考えてみよう

広さもまた、ライフスタイルを考えると見えてきそうですね。お客様が多いご家庭や、お子さんの勉強スペースをリビングに設ける際には、リビングダイニングを広く確保する必要がありますし、置きたい家具や部屋の用途などでも広さが変ってきます。広すぎても、冷暖房費がかかってしまうので、ランニングコストの面からも検討しましょう。

収納スペースの面積は、床面積に対して12%~15%が平均的といわれています。収納量は各家庭でかわりますし、将来にわたっても増えていくかもしれないことも考慮して設ける必要があります。そして、容量だけでなく使いたい場所にしまっておける収納スペースがあれば、取りに行く時間も動力も省けて快適です。家族共通のスーツケースや季節物の家具・家電などを収納するファミリー収納庫や掃除機などをしまっておける廊下収納、洗面室のリネン庫など、どこに何を納めれば使う時に便利か検討してみてください。

窓の位置や音への配慮も忘れずに

平面の間取り図では、わかりにくい窓などの開口部について考えてみましょう。
注意しなくてはいけないのが、お隣との窓の位置関係です。窓から外を見たら、お隣のお風呂場が丸見えであったり、顔が合ってしまったりということのないようにしたいですね。リビングの大きな掃き出しの窓が道路に面している場合なども、いつも道路を歩く人の視線が気になってしまうようでは、せっかくのわが家でくつろげません。

次に、音についてはどうでしょう。
トイレの音がリビングに聞こえるようでは、来客時に気兼ねです。生活時間の異なるご家族のシャワーの音で、安眠を邪魔されるのも困ります。
また、子どもの騒ぐ声やピアノの音にも気兼ねなく暮らすには、お隣の開口部から離すなどの配慮が必要になるでしょう。

最後に、見逃しがちなコンセントの位置や数、ランケーブルなどの配線も、住んでから気が付くポイントでしょう。
コンセントが家具でかくれてしまったり、数が足りなくて、部屋の中を電気のコードを長く這わしてしまったりしないように、どこにどれだけのコンセントが必要か想定しましょう。ランケーブルも1階に設置して2階の子ども部屋まで電波が届かないといったことのないようにしたいですね。

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